～私が愛したのはひだまりみたいな王子様!?～

「…死んだ?」


「うん。」


何故かそれを聞いて何かが頭から沸き上がってくるような感覚があった…


どうして私は彼を思い出せないんだろう?

どうして私は彼を知らないだろう…


ううん、違う。彼を…彼の事を私は…知っている……


「蒼ちゃん…」


「…!?」


「…!その呼び方…」



「蒼ちゃん…」


どうして忘れているのだろう


「まだ完全には思い出せてないけど…蒼ちゃんの存在は思い出した…」


「…優梨…」


桃の目から涙がこぼれ落ちた