はじめちゃんは何とでも無いようにコーヒーを啜る。
ほ、惚れたって聞こえたんだけど……気の所為かな……。
「一目惚れって言うやつだ」
「……う、うそ、」
「こんなこっ恥ずかしいセリフで嘘なんか吐いてどうする」
「……」
はじめちゃんの表情は相変わらず無表情だけど、本当だったらしい。
し、知らなかった。
中学から一緒だったけど、知らなかった。
一目惚れ、ってことはかなり前から好いてくれていたって認識で良いのかな……。
「……ご、めん」
……あたし、どれだけこの優しい人を傷つけて来たんだろう。
今までの自分の愚行をこれほど恥じたことはない。……はじめちゃんはどんな想いで聞いてくれてたんだろう。

