――冬の空は陽が落ちるのが早い。
まだ18時だって言うのにもう既に真っ暗だ。
はぁ、と息を吹きかけ両手を擦り合わせれば、斗真も白い息を小さく吐き出した。
「うわっ、寒いわけだわ、」そう言って目を細めて笑った斗真と目が合い、曖昧に笑みを返す。
イルミネーションで装飾された枯れ葉さえ身につけていない枝と幹だけの木はどこか淋しげに映る。
……木、って葉や花を纏って居なくても生きてるんだよね……こんな淋しげな木なのに春になればまた青い葉を付けるんだから凄いなぁ。
「最後の問わかった?」
はじめちゃんは用事があるとかで1人で帰ってしまって……、斗真は黒のマフラーを巻き直しチラリとあたしに視線を向け言葉を投げかけた。

