幼馴染の定義【完】



木枯らしが吹く窓の外。

こんな寒空の下を斗真と肩を並べて、肉まんを半分こして歩いたのは何年前だったっけ。


例えば、幼馴染じゃなかったとして。

そうしたら斗真の気持ちがあたしに向く可能性はあるんだろうか。


それとも、斗真以外の誰かを好きになって。

こんなしんどい思いを知らずに済んだんだろうか。



とりとめのない事ばかりが浮かんでは消えて行く。




「庄田、止まってるぞ」


「……あっ、うん…、」



はじめちゃんがクイッと眼鏡を掛け直す。


斗真は顔を上げて固まった。