雨の繁華街

時刻は丁度0時。

こんな雨の日でも人の多さと喧騒はいつもと大差変わらず、賑わいを見せそれでも強まる雨は水たまりに反射して街の灯りはいっそ輝いていた。

けれどもその光は、人の孤独な心を隠すかのように人工的に輝いているもの。そう、感じていた。暖かさなんて皆無。だから俺は冷たさと淋しさがあるのにそれを隠すように輝き、そして上辺だけの明るさをまじまじと見せられるこの街がどうしても好きになれなかった。