駿「滝田先生っ。お疲れ様です。」

亜衣「あ、川澄先生。お疲れ様です。」

私は高校の時から通っていた塾で、今はバイトで講師をやらせてもらってる。こちらの川澄先生は、先月から来た新しいバイト講師の人で、私と1歳しか離れてないとは思えないくらい大人っぽくて、教え方も上手で、講師歴は私のが上だけど、密かに尊敬する先輩の1人。

駿「滝田先生この後は?」

亜衣「えーっと…あと2コマあります。」

駿「そしたらその後一杯どうですか?」

ええ!川澄先生からお誘い!?落ち着け〜落ち着くのだ亜衣〜。

亜衣「私…まだお酒飲めなくて…」

駿「あ!そっかまだ19か!ごめんごめん!そしたら…そうだ、近くに美味しいラーメン屋があるんだけど行きませんか?」

亜衣「え…」

駿「…って何言ってんだ俺!女の子誘うのにラーメンは無いですよね。」

川澄先生が誘ってくれるならどこでもいいんですけど!というか照れてる顔素敵すぎる!!

亜衣「いいですよ。」

駿「え?本当ですか?よっしゃ、そしたらまた後で!ラーメン食べるまでお菓子とか食べたらダメですよ〜?あそこ量多いから。」

うっ…今日からダイエットするってみんなと誓ったのになぁ…初日から脱落かぁ…。でも川澄先生と2人でご飯とか絶対行くでしょ!

亜衣「楽しみにしてますね。」

と内心テンションMAXなのとは裏腹に、クールなふりをして、私は次の教室に向かった。