教室に入るとまだ綾川くんは来ていなかった。
ふぅ〜良かったーー
あたしは鞄を自分の席に置いて瑠華の席に行った。
「ねえ〜瑠華瑠華〜!昨日のあれ見た?!福士くんのやつ!」
「見た見た〜♡ちょーかっこよかったよね!!
てか綾川くんまだ来てないから隣の席座って話そうよ!」
「いやいや、立ってても疲れないし!大丈夫だよ」
やだ。そこだけには座りたくない。
そこに座ったら家で何言われるかわからないし女の子からいっぱい言われそうだし。
「大丈夫だって〜!ほらほら!」
あたしは無理やり座らされた。
目の前で満面の笑みで微笑んでいる瑠華は絶対何か企んでいる。
まさか、
あたしを綾川くんのファンクラブに入れようと……
