ぼくは、ママのおんぶがだ~いすき。 ママの背中は、ぼくにぴったり。やわらかくって、あったかい。 それに、いいにおい。 転んで『いたい、いたい』したときも、眠くてぐずぐずのときも、ママにおんぶされたとたん、全部忘れて幸せになるの。 ぼくは公園の帰り道、「ママ、ぶ」って、おんぶをおねだりする。 ぼくを「よいしょ」と乗せて、ママは歌う。 「あったかくって、気持ちいい~。大きくなったね、幸せね~」 ママは「幸せね~」って、何度も歌う。 ぼくも幸せ。ママだ~いすき。