それなのに、ママは「おしまい」っていう。 「ご飯が、食べられなくなっちゃうからね」 「お野菜もお肉も、お魚も、バランスよく食べないと、大きくなれないからね」 だからね、ぼくは「イヤ」っていうの。 「イヤ、イヤイヤ」 (もっと一緒に、幸せしようよ、ママ) すると、ママは「あなたがどこでも暮らせるように、何でも食べられますよ~に」って、ぼくをぎゅっと抱きしめるんだ。