前の友達には古くさいって言われたけど。




*瑠美*「どこもかしこもアンティーク!

すごいわ~!

あれ?ねぇ歌凛ちゃん、あの賞なに?」




ルミちゃんが指差したのは、
メダルや賞状がひっそりと置いてある
棚だった。





*歌凛*「ああ、あれは
空手とかの大会の賞です。」




*瑠美*「剣道、弓道、柔道、空手!


歌凛ちゃんすごいじゃな~い!」




*歌凛*「もう、辞めましたよ。

喘息にかかってしまったので。」




*瑠美*「ああっ!!ゴ、ゴメン!」




*歌凛*「謝らなくてもいいですよ。」




あっ、タメにするの忘れてた。




*瑠美*「いや、でも・・・

っていうか歌凛ちゃん
タメじゃなくなってる!」




*歌凛*「あっ、ごめんなさい!

じゃなくて、ごめん!」




タメ口で話したことなんて中1以来だったから・・・




*瑠美*「ふふっ。

でも、私歌凛ちゃんが吸入器使うの1回も見なかったわよ!

蓮司たちと走ってたの見たし。」