*蓮司*「重症だよなぁ。」




今度は女子生徒の病状を紙に書きながらそう言う蓮司くん。




*師龍*「人それぞれ
色んな性格があるということは
君が一番よく知っているだろ・・・」




師龍先生は蓮司くんに聞こえないようかなり小さい声で言った。




というか、私とルミちゃんだけに聞こえるように言った、の方が合ってるかな?




*斑鳩*「蓮司~、あとはいいわよ。

弁当早く食べないと、次の授業に遅れるわよ。」




あっ、私も食べないと。




でも、お弁当を見たときは、中身が全く残っていなかった。




斑鳩先生とルミちゃん、師龍先生が食べたからだろう。




もともと半分食べた時点で、

お腹はいっぱいになってたからちょうどよかったけど。



*蓮司*「はい。」




蓮司くんがそう言うと、
人数(女子生徒だけ)がかなり減った。




ルミちゃんが言った通りほとんど仮病だ。




*瑠美*「歌凛ちゃん、
そろそろ教室行きましょ!」




ルミちゃんはにっこりと笑いながら




そう言って、
私の手を握りながら教室へ向かった。