*瑠美*「はぁーい。」
今度は裏口からではなく、
靴を持ったまま廊下の方へ出た。
女子生徒達がいるかもしれないからだ。
でもそれなのに、
さっき押し寄せていた女子生徒達の波が
また押し寄せよせてきた。
*女子生徒*「あっ!!ルミちゃんよ!
なんか近寄れない空気が出ちゃってる。」
*女子生徒*「仕方ないわ。
諦めましょう。
隣にも女の子いるしね。」
そういうと、さっきの波が、次第に引き潮になった。
確かにルミちゃんほど美人な女の子がいたら引き下がると思うけど。
*蓮司*「はぁ~、危なかった~。」
いつもこんな感じなのかな・・・
*聖司*「まったく。
新聞部がアンケートをとらなければいいものを。」
いや、とらなくても一緒だと思う
*瑠美*「いいんじゃない?面白いし。」
ルミちゃんは私たちが下駄箱に靴をいれるのを待ちながら言った。



