*ドアのきしむ音*「キィー!!」
ドアにもたれかかったせいで、
きしむ音が聞こえてしまった。
大きな音ではなかったけど、気づかれてしまう!?
*聖司*「んっ?
おや、盗み聞きとは感心しませんね。
歌凛さん。」
バレた!!
猫の鳴き声でも真似とけばよかったかな?
田舎じゃないしあり得ないか。
聖司君がドアを開けた。
*蓮司*「えっ?歌凛?」
*歌凛*「す、すみません。」
*蓮司*「今の話、全部、聞いてたの?」
*歌凛*「全部じゃないです。
ただ、何かを隠しているということは…」
なんで全部話しちゃうかな、私。
*聖司*「この際ですから話してしまえばいいのでは?」



