☆★☆★瑠美の家☆★☆★
ルミちゃんの家に着いてから早速、ルミちゃん&蓮司くん以外の全員は締め出された。
✳︎瑠美✳︎「ちょ、ちょっと、お色直ししてきまぁァァす!!蓮司きて!」
ここが、ルミちゃんの独り暮らししているお家か…。
斑鳩先生たちの家ほど大きくないけれど、そこそこ大きめのマンションみたいだ。
✳︎瑠美✳︎「い、いいわよ、入って!!お色直しおわり!」
10分ほど待ってドアが空いたとき、究極の美少女が現れた。
✳︎政宗✳︎「うん、すっぴんももちろんだが、メイクをするとまた一段と美人になるな、ルゥ。蓮司にメイクをしてもらったか?」
✳︎蓮司✳︎「えっへへ、そのとおり!」
どうやら蓮司くんも髪整えて少しファンデーションを塗っているようだ。(自分のことながら相当彼の顔を見慣れたんだなと思う)
瑠美ちゃんに案内された部屋は、可愛いものがいっぱいで、The女の子という感じがした。
✳︎瑠美✳︎「マサ兄マサ兄みて!!これがねー私の描いた絵で、これが新しく買ったアクセサリーで〜」
✳︎蓮司✳︎「政宗さん政宗さん!これさっき俺の作った料理です!!腕上がったっしょ?」
ルミちゃんはお兄さんに部屋のあるもの一つ一つ紹介して、蓮司くんはあの十分の間に作ったらしいミニサンドイッチを披露していた。
✳︎政宗✳︎「久々に帰ったと思ったら二人ともかなり成長したな。新しい親友も素敵な方だし、ルゥは幸せモノだ」
政宗さんは、今までのルミちゃんや先生たちの兄弟愛を見てきた私にとって、すごく新鮮な人だった。
ルミちゃんを可愛がっているのはよくわかるのだが、どちらかというと娘などに対する接し方だ。
…今まで見た相思相愛や行き過ぎた愛情だらけの兄弟たちが特殊なだけで、これが本当の兄弟の形なのだろう。
✳︎歌凛✳︎「政宗さんは、どんなお仕事をされているんですか?」
みんなで蓮司くん作のミニサンドイッチを食べ終わったあたりでスミレが私の膝に乗ってきたので、私はスミレの髪をなでながら何気なく政宗さんに質問をしてみた。
✳︎政宗✳︎「普通の営業マンだよ。その代わり、出張がやたら多いからなかなか家族にあうことが厳しくてね」
✳︎瑠美✳︎「けど、マサ兄はすっごくやり手なの!!このお家もマサ兄が借りてくれて!ゆくゆくは一緒に住めたらいいなあ…ふふ」
そう言ってルミちゃんは自分のソファーで寝転びながらぬいぐるみを抱きしめた。
✳︎政宗✳︎「おいおい、お前が独りな分には構わないが、そのうち恋人もできるだろう?」
✳︎瑠美✳︎「こここ、恋人なんて!マサ兄より素敵な男性なんて見つかるもんですか!」



