*瑠美*「はいはい、じゃあこの事については終わり。
蓮司と聖司はゴールデンウィークどーする?」
ルミちゃんはよっぽどお兄さんが帰ってくることを伝えたいのか、自分で日程を訊いたわりにはあまり二人の話を聞かず、
お兄さんの話ばかりをした。
*瑠美*「ふーん、私のとこね、
今度こそマサ兄が帰ってくるの!」
*蓮司*「マジで!?」
*瑠美*「うん!!あーひさしぶりにマサ兄と会うなー。
蓮司!マサ兄が来る日は素ん晴らしいメイクして!」
*蓮司*「もちろん!こっちも最高にかっこいい服決めておかないと!!」
何故か蓮司くんとルミちゃんは恋バナを夢中でする女子中学生のようにはしゃいでいた。
*聖司*「しかし、予定よりも早く帰ってくるとは、なにか話でもあるのではないでしょうか?」
*瑠美*「話って例えば?」
聖司くんは嫌みったらしくニヤッと笑った。
*聖司*「結婚相手の紹介、など」
かなりゆっくりと二人の顔を見ながらそう言う。
*瑠美&蓮司*「…………え……?
え、え、え?
え゛ーーーーーー!?」
二人が発狂した。それこそ今ここで地球が破滅するんじゃないかと思うくらいに。
*瑠美*「そ、そんなわけ、ない、じゃん」
*蓮司*「ないない、100パーないって、ハハ」
*聖司*「しかし政宗さんもいい年ですからね。連れてきてもおかしくはないでしょう?」
*瑠美*「だって、マサ兄には私いるし!」
*蓮司*「いやルミは妹だろ?
政宗さんは俺っちゅーかわいい後輩がいるし!」
*聖司*「政宗さんは二人の物じゃありませんよ?」



