☆★☆★現在(4月末)☆★☆★
*蓮司*「ねーねー、たまには兄弟のおはなし聞かせてよ!」
部活へ正式に入ってから一ヶ月近くたった。
部活にも慣れてきたし、このシェアハウスにも慣れてきた。
斑鳩先生の行動も最近は多少目を瞑ることができている。
*聖司*「あなたが一番話づらい内容でしょうに。」
そういえば、蓮司くんは兄弟がいないのかな。
私を含めてオカマってことを知ってるのは7人だったし、ご両親二人、私、聖司くん、斑鳩先生、師龍先生で丁度7人。
ご兄弟が知らないわけないだろうから、いないんだろうな。
*蓮司*「いや、だからさ、二人の兄弟の話よ!」
*歌凛*「あれ、聖司くんってご兄弟いたんですか?」
よく考えたら聖司くんの家族構成は聞いたことがない。
まあ、聞く必要はないんだけど。
*聖司*「ええ。兄と姉がいます。」
*蓮司*「なんかお兄さんが24で、お姉さんが22だったっけ?」
またそこそこ離れてる。
というか、二人もいるんだ。
その割にはしっかりしてるなぁ。
下の子は甘え体質になるって思ってたけど。
*聖司*「あまり話しはしませんが、二人ともとても優秀ですよ。」
聖司くんのご兄弟だから優秀のレベルを越えてそうだな。
差し詰、天才といったところだと思う。
*蓮司*「そうそう!お兄さんは東大で、お姉さんはロンドン大学なの!!」
やっぱり…………
*聖司*「憧れの存在であることは確かですね。どちらも誇れる方々です。」



