それなのに、お父さんはよく連れていってくれたものだと感心する。
*蓮司*「ならよかった~。」
結構真面目に安心したようだ。
蓮司くんは胸を撫で下ろして、机の上に箸と昼食を置き、カップラーメンにお湯を注いだ。
*歌凛*「カップラーメンだけじゃ物足りなくないですか?」
*蓮司*「んー、物足りないっちゃあ物足りないかな。」
私はゆっくりと冷蔵庫に向かって、そっと中を見た。
大したものはない。あるとすれば、漬物、カニかまくらいだろう。
せめてラーメンの具にでもなればいいと思い、漬物とカニかま、後、ワカメと海苔を手にした。
*歌凛*「これ、ラーメンのトッピングにでもしてください。」
*蓮司*「お、気が利く!サンキュ!」
私はその後、ステーキ弁当と割り箸を机に置き、蓋をあけた。
*蓮司*「いっただっきまーす。」
*歌凛&聖司*「いただきます。」
ステーキ弁当の存在を今日始めて知った私は、少し躊躇しながら食べた。
味は………………
*歌凛*「ん、美味しい!最近のお弁当はすごいですね。」
*蓮司*「確かにねー。
梅干し弁当ですらおかずが美味しいし。」
へぇーそうなんだ。
私は普段はお弁当たべないからなぁ。
いつも蓮司くんの料理だし、北海道の頃は店が遠いからお母さんの料理が多かった。



