この蓮司くんは違うな。
*同級生*「ちょ、武藤なんで女言葉使ってんだよ。」
歩きながら冷やかしをいれたのは同じクラスの男子みたいだ。
別の部活の人だけど、蓮司くんとはまあまあ仲良さそうだった。
っていうか、これ危なくないかな!?
蓮司くんの秘密バレちゃうじゃん!!
*蓮司*「ヒロインやらされる可能性もありそうだからその練習よ~ん。」
なるほど、そういう躱し方があったか。
*同級生*「はは。案外できんじゃね?
女装すりゃ周りの男一コロだわ。
じゃなー。」
確かに蓮司くんなら女装しても(実際その道具はある)違和感無さそう。
*蓮司*「うーい。」
蓮司くんの“表向きキャラ”ってなんなんだろ。
どうでもいいけどすごく気になってきた。
*蓮司*「うん、危ない危ない。
演劇部選んだ理由の一つがこれだし、
役に立つなぁ本当に。」
*歌凛*「へぇー、そうだったんですか。」
*聖司*「目立ちたかっただけですよ。」
おお、納得納得。私は頷いた。
*蓮司*「勝手に納得すんなよ…!」
本気で怒ってるわけじゃないと思うけど、
納得してほしくないのは本当みたいだ。
*蓮司*「まあ、
目立ちたかったのも本当だけどさ。
はやっ!もう着いた。」
こんな些細な話でも結構時間潰しになったようで、シェアハウスにすぐ着いた。



