蓮司くんは肉じゃがを作り終えたようで、
私の方を手伝いに来た。
*歌凛*「後少しですね。
でもこのたれ、
なんか足りないような……。」
お魚にかける甘だれを作っていたのだが、
何か味が抜けているきがした。
*蓮司*「ちょっとスプーン拝借」
蓮司くんがそう言ってたれを少しだけ
スプーンですくい、それを舐めた。
*蓮司*「塩じゃない?
ちょっとだけ塩気必要だと思う。」
*歌凛*「なるほど。」
確かに醤油の辛さが少し引いて、
美味しくなった。
*蓮司*「聖司~もうすぐできるから
お皿よろしく。」
二階堂さんのフリフリエプロンを
外しながら蓮司くんはそう要求した。
なんだか上機嫌で、ちょっと夫婦みたいに
見えたり見えなかったり……
*聖司*「とうの昔に置いてあります。
白米もお碗に盛ってありますし。」
*歌凛*「さすが……!仕事速いですね。」
*蓮司*「聖司ってその辺は
しっかりしてんのよねぇ。」
蓮司くんは机に肘をつき、ジト目で
聖司くんを見てそういった。
*聖司*「座ってただ食事を待つだけに
したくないんですよ。」
*歌凛&蓮司*「あぁ、なるほど。」
*聖司*「変なところばかり
馴染まないでください歌凛さん…!」
*歌凛*「アハハ、すみません。」
聖司くんに言われて初めて気づいたけど、
私って馴染んでたんだ。



