いやとは言えない


露天風呂に入りたかった

みんなと食事したかった

ため息ついていたら

「もうすぐ終わるから、俺から離れるな?」頭をグシャグシャにかきあげた
そして顔が近づき唇を重ね
そのまま、倒された

甘い吐息に身を委ね

蒼生が覆い被さり

一線を越えた

「ごめん・・・初めて?」

「ばっか・・・恥ずかしい事言わないで」

二人クスリと笑いまた唇を重ね
甘い
甘い
「栞・・・俺について来いよな」

「蒼生と前に歩きたい、蒼生好き」