初恋同士

あっ…


「そういえば…三時間目入ってるよね?」


私は思い出したように言った。すると璃子はプリントを出した。


「うん、ほら、自習のプリント配られてる。」


「そ?ならいいんだけど…って璃子、プリントうつすために来たでしょ。」


「違うよ〜、教えてもらいに来たの。」


璃子にとってはどっちも同じだったりして…


「まぁ、いいよ、どこ?」


私が尋ねると璃子はまるで手を付けてないプリントの問一を指差した。


「ここ」


「…」


白紙じゃん!


「もう、璃子〜」


「えへへ」


璃子は可愛らしく笑って誤魔化していた。


「えっと…問一は…あ、これじゃ璃子は難しいかもね」


確かにできないかも


「雪菜わかるの!?」


璃子は驚いたように言った。


「まぁ」


「さすが元学年トップ」


璃子は神でも崇めるかのようなポーズをとった。


そんな璃子を見て、私は少しあわてて両手を振った。


「トップじゃないよ…常に2位だったし…」


「でも一回トップなったじゃん。」


「あれはまぐれだよ…」


「まぐれでトップになれたら勉強はいらないっつーのー!」


そういいながら璃子は私の顔を突っついた。


「んもう、ほらやるよ、ここはね…」


それから私は璃子に公式を教えて問題を解かせた。


「あっ、解けたー!」


「よし、じゃあ、次はこっちの問題ね。」


「はーい」


璃子はいろんな問題をすらすらといてった。


「よし、これくらい出来ればいいでしょ」


「雪菜教えるのうまいねー」


「そんなことないよ」


私は勉強してるからできるんだし。


アニメに出てくるような天才たちのように勉強しなくて出来る訳じゃないからなー