初恋同士

そう言われたので私は如月くんの隣に座った。


やっぱカッコイイなー


「天野さんは何か部活やるの?」


「ううん、やらないよ、如月くんは?」


「俺もやらないよ」


「そうなんだ、何かやってそうなイメージがあるな」


「中学まではバスケやってたよ」


「そうなんだ!見てみたかったな…カッコよかったんだろうな」


「そんなことないと思うけど」


そう言って無邪気に笑う如月くんは少し可愛かった


もうこの時点でかっこいいよー


「私、そろそろ戻るね。」


「そっか、俺はまだ残ってるね」


「うん、じゃあね、如月くん」


「じゃあね、天野さん」


私は如月くんと挨拶を交わして、部屋を出た。


璃子はもう戻ってるかな?教室に行ってみようかな


私は自分の教室に向かった。


教室に入ると璃子が自分の席でケータイをいじっていた。


璃子は私を見つけると、駆け寄ってきた。