春は悲しく切ない別れの季節でもあり、

同時に甘くふわふわした出会いの季節。



鈴木 あや 高校2年


いま、そういますぐ、恋がしたい!!

あの恋してるときめきがなんともいえない。
とりあえずキュンキュンしたい!

「恋したいっす。」

「やめとけやめとけ、あやいつも変なやつと付き合うじゃん」

「変じゃないよ!!!皆運命感じたし、とりあえず、かっこよかったし、いい人だったとお、も、う…」


私はなぜか男運がない
てか、見る目がないらしい

自分的に私は普通の女子より見た目はそこそこ良いし、明るいし、性格もきっといい!

特に秀でてるものはないけど、そんなのは愛嬌でなんとかなるとか思ってる。

「マユは恋したくなーいのー?」

「別にしたくないわけじゃないけどさ、恋ってしたいからできるわけじゃないじゃん」

「ふーん、難しい」

「じゃあ、あやはどーやって恋するの?」

「したいな〜って思ったら、なんか運命の人と出会っちゃうの!」

「はぁ〜、ダメだこりゃあ、ほら、部活行くよ」

「え、もお?ちぇ〜」


マユ曰くあたしが恋愛で失敗するのは相手をよく知らないで付き合ってるせいらしい。

(私なりにその人のこと観察して決めてるつもりなんだけどな〜)


今日から新入生が部活を見学しにくる


私はこれから始まる新しい恋が近づいてるのをまだ知らない