「別に、覗きはしてない」
「あ、そうですか」
私の言いたい事を言われ、言葉を飲み込んだ。
なら…、
どうして?
「俺は丁度その時、視聴覚室の隣にある準備室で資料の整理をしていたんだ。そしたらお前達が勝手に視聴覚室にやってきただけ」
「あ、すみません」
何となく謝ると、視線をイチョウに向けていた望月先生の切れ長の瞳が私に向けられる。
そして…、
少しからかい交じりの笑みを私に向けてきた。
うわっ、
さすがモテモテ先生。
そんな顔もまた一段と、カッコイイですね。
望月先生の事、好きでもないけどドキドキしちゃいますよ。



