さよなら、先生



「…佐々木?」

「先生さようならっ!」



いつの間にか立ち止まってしまった私に気付いた先生が、振り返る。


ダメ、今、顔を見られたら絶対に私の気持ちがばれちゃう!!!




そう思った私は一気に駆け出した。




「あ、おい佐々木?」

「また明日ね~、先生~」


先生に大きな声でそう言った私は、校舎に向かって思いっきり足を動かした。



もしかして…、


先生とその人が出会う前に、私と先生が先に出会っていたら………?