こんな関係を続けて来た俺が悪かった……。
こんな事になるなんて思ってもみなかった。
今日は、ミヤビが家に泊まりに来てる。
「裕太っ」
ミヤビは、後から抱きついた。
今日は、やたらと甘えてくる。
きっと何か不安なことがあったんだな…。
「なんか、飲み物取ってくるなっ」
俺は、部屋を出て台所に行った。
適当に飲み物とお菓子を持って上に向かった。
「ジュース、オレンジで良かったか?」
俺は、ドアを開けながらミヤビに言った。
俺は動きが止まる。
「なに、してんだ?」
「ゆ…………た……」
ミヤビが携帯をいじっていた。
しかも、それは俺の携帯だ。
おれは、ミヤビから携帯を取り上げる。
「なんで……………」
「ねぇ…………誰?高瀬りなってねぇ?」
俺は、何も言えず下を向く。
「浮気?」
ミヤビは、笑みを浮かべながら聞く。
俺は、首を横にふった。
「どういうつもり?ねぇ?誰なの?」
「……………………後輩…。」
精一杯声を出した。
どうしよう。
もし、りなに何かあったら……。
ミヤビは、何かを思いついたように笑みを浮かべた。
「こんなに電話してるってことは相当仲いいんだよね?じゃあ、今ここで電話してみて?浮気じゃないなら私の前でも電話できるでしょ?」
俺は、ミヤビを見て硬直してる。
ミヤビは、笑ってるはず…。
でも、目が笑っていない。
俺は、携帯を見てこのままじゃもっとりなに迷惑をかけると思ってりなに電話をかけた。
プルルルルッ
『はーいっもしもし?』
りなは、いつものように電話に出る。
俺は何も言えないでいる。
『もしもし?裕ちゃん?』
その声にも答えられずにいる。
ミヤビは携帯をとって電話に出る。
『もしもし』
ミヤビは、優しい声で言う。
『裕太が、お世話になってるみたいですが、もう電話とかしないでくれる?』
笑顔が怖すぎる。
俺は、ただ立ち尽くしている。
『人の話聞いてたの?もう、電話しないでくれる??って言ってるんだけど』
どんな話をしてるか分からない。
けど、きっとりなは困っているだろう。
いきなり、彼女から電話があったのだから。
『ねぇ?恥ずかしくならないの?』
ミヤビは、切れたような口調で言う。
『嫌よっ何言ってるの?』
きっと、電話を代わってくれと言われたんだろう。
ミヤビは、にこやかに俺に携帯を渡した。
俺が携帯を受け取るとミヤビは無表情になり、
「もう、かかって来ないから、携番けして?できるでしょ?」
「分かった」
俺は、そう答えてりなの携番を消した。
なんでだろう?
苦しい。
このつらい気持ち。
なんでだかは分からない。
だけど、苦しい。

