君との約束



次の日
俺は、ミヤビと電話をして結局別れないことになった。

その夜
りなに電話をかけた。
いつもより早い時間だったがりなの声が聞きたくて仕方なかった。

プルルルルッ

『もしもし??』

『こんばんわっ』

『うんっ!こんばんわっ!』

りなは、すごく楽しそうにしている。
やっぱり、りなと電話している方が落ち着く。

『今日は、いつもより早いね?』

『そう?そんなことないと思うけど…?』

あぁ………やっぱりそう思ったんだ。

『そっか。言いたいことあるんだけど…』

りなは、すごく緊張してるような声だった。

『ん?なに?』

『あのね?私、裕ちゃんのこと、ね?』

『うん?』

『好きなんだ…』

え?
なんで………。

『うん、ありがとう?で、いいのかな?』

どうして今日なんだよっ

『んーとね、俺も多分好きなのかな?』

でも、俺はりなちゃんを縛っておきたかった。
最低だな…

『どういうこと?』

『よくわかんない…』

『それは、付き合ってくれるの?』

『それは……、ごめんっ』

無理だ。
りなと付き合いたい。
でも………

『私のことを好きなんだよね?』

『うん?でも、彼女いるし…ごめん』

『わかったよ…』

そのあと、その話はしなかった。
でも、電話は切らなかった。

そして、俺の精一杯の引き止めだった。