〔B L〕朽ちた無花果


「どうして?
マヤが好きなんでしょ?」

「そうだけど…
誘う人なんかいない。」

学校でもうまくいってないってことか…

「そっか…
じゃあ施設の人とか「アンタなら。」

「…え?」

「アンタとなら、行ってもいい。」

~~~~~~~~~~っ!

「よし分かった!
行こう、僕と!

今日はなんっていい日なんだ…!
佐那斗君が僕を認めてくれて、おまけにコンサートも一緒に行けるなんて…!」

「…別に、大袈裟だし。」

「でね、この日付今週の日曜なんだけど、空いてるかな?」

「…今更だろ。
空いてるよ。
アンタこそ、病院ほったらかして平気なのかよ。」

「平気平気!

佐那斗君と出掛けるなら有給使うから!」

あー、楽しみだなぁ…!
佐那斗君が僕に少しずつ心を開いてくれてる…!

まだ虐待のことは自分から言えないみたいだけど、それはもっとずっと後でいい。

君が勇気を出す日が来たら、僕も勇気を出そうと思うよ。