ーーでもでも、ちょっと待って。
もしかしたら、これがチャンスってやつじゃない⁉︎
相手と二人きりで話せるなんて、もってこいだと思わない⁉︎
「あ…あたしは別にいいですけど……」
『ゆる彼』だと思った彼が、ホントに癒し系か確かめられる!
そのチャンスに期待しよう。
「じゃあ、後は若いお二人に任せて退散しましょう。愛子さん、私達は別室に移動しますよ」
仲居さんを呼んで、叔母と母は隣の部屋へ移った。
『ゆる彼』と二人だけにされたあたしは、まず一番最初に深々と頭を下げた。
「…さっきは、ホントにすみませんでした。…久城さんがあまりにあたしの理想通りの人だったものだから、妄想が炸裂…いえ、感情が先走ってしまって……」
初めてのお見合いで見事な失態を晒した…と言ったら、メグはきっと呆れると思う。
それより何より「あれ程、注意したのに…」と、残念がるに違いない…。
ぎゅっと膝の上で手を握った。
レースに寄ったシワを眺めていると、久城さんの方からクックック…と笑い声が聞こえてきた。
驚いて顔を上げると、頬のお肉を持ち上げたようにして笑ってる顔と出くわした。
「僕の方も初めての体験で面食らいました。…でも、嫌じゃなかったです。仁科さんから愛理さんのことは少しだけ伺ってたし、軽い注意事項も聞いていたから」
「注意事項…?」
もしかしたら、これがチャンスってやつじゃない⁉︎
相手と二人きりで話せるなんて、もってこいだと思わない⁉︎
「あ…あたしは別にいいですけど……」
『ゆる彼』だと思った彼が、ホントに癒し系か確かめられる!
そのチャンスに期待しよう。
「じゃあ、後は若いお二人に任せて退散しましょう。愛子さん、私達は別室に移動しますよ」
仲居さんを呼んで、叔母と母は隣の部屋へ移った。
『ゆる彼』と二人だけにされたあたしは、まず一番最初に深々と頭を下げた。
「…さっきは、ホントにすみませんでした。…久城さんがあまりにあたしの理想通りの人だったものだから、妄想が炸裂…いえ、感情が先走ってしまって……」
初めてのお見合いで見事な失態を晒した…と言ったら、メグはきっと呆れると思う。
それより何より「あれ程、注意したのに…」と、残念がるに違いない…。
ぎゅっと膝の上で手を握った。
レースに寄ったシワを眺めていると、久城さんの方からクックック…と笑い声が聞こえてきた。
驚いて顔を上げると、頬のお肉を持ち上げたようにして笑ってる顔と出くわした。
「僕の方も初めての体験で面食らいました。…でも、嫌じゃなかったです。仁科さんから愛理さんのことは少しだけ伺ってたし、軽い注意事項も聞いていたから」
「注意事項…?」

