冥 -桜の季節-


「…何でかな、もう日課になってるからなぁ」

そう云って佐々本は笑った

『あたしと佐々本は友達なのかな?』

「ん〜、香澄はどう思う?」

『友達…だといいな』

「だったら友達だよ!」

…友達

『あのね、明日なら夜からだけど出掛けられるよ?』

「30分以上?」

『30分以上!』