「香澄、今夜外出て来れないかな?」 『30分なら…』 「うん、いいんだけどさ、今度お出かけしようよ」 『それは…30分以上?』 「うん、夜でもいいからさ」 『…お兄ちゃんに聞いてみるね』 「…お兄ちゃんそんな厳しいのか?」 『あたし、他に友達とかいないし、夜は危ないからあんま遠くには…』