冥 -桜の季節-


目が覚めたら病室のベットに居た

「香澄?」

『お兄ちゃん…』

「良かった…覚えてるか?公園で日射病になって倒れたとこを近くに居た人が助けてくれたんだ」

日射病…

あの男の人が助けてくれた?

顔は覚えてないや…

「香澄…今からお兄ちゃんが云う事を今日の日記に書きなさい」

『…何?』