夜闇に舞う 桜の花びらは

昼間に舞うそれに比べて

なんて、物悲しいのでしょう



事が明るみになって

あなたの気は静まったでしょうか?

彼の笛の音で

少しは気が静まったでしょうか?



過ぎたことは、やり直せない。

助けることさえ、ままならない。



これは、やっぱり
哀しいお話。

その主人公の
声にならない叫び声を

散り行く桜が そっと私に届けてくれた。