お祖父ちゃんは驚いた顔をして直ぐに悲しそうな笑みを浮かべた。
まだお祖母ちゃんが生きていた頃『どうしてお祖父ちゃんと離れちゃったの?』と聞いた事がある。
するとお祖母ちゃんは微笑んで『愛していたからよ。』と答えた。
意味が分からなくて深く突っ込むも笑ってはぐらかされた様な記憶がある。
「私はどうしようもない仕事人間でね……そんな私に菊代は何一つ文句を言わなかった。 だが里美が生まれて数年経った頃、菊代が会社に訪ねてきたんだ。 離婚届を持ってね。」
「お祖母ちゃんから別れ切り出したの!?」
「あぁ、そうだ。 私も驚いた。 仕事にかまけてろくに家に帰らず、久しぶりに顔を合わせたと思ったら離婚届を突き付けられたんだ。 それも後は私が記入して役所に提出すればいいようになっていた。」
お祖母ちゃんの感じからして別れようって言ったのってお祖父ちゃんなのかと思ってた。
お祖父ちゃんの事大好きなのに何で別れちゃったの?
「結婚して家の事は全て菊代に任せていたから、鬱憤が溜まって機嫌を損ねているだけなのかと思っていたがそうではなかった。」
「お祖母ちゃんから何て言われたの?」
「『嫌いになりたくないから別れて下さい。』と言われたよ。 意味が分からなくてね、『そんな理由では納得できない。』と私も答えた。 すると菊代は困った顔でこう言ったんだ。 『貴方の仕事に一生懸命な姿勢が好き。 だから仕事をセーブして家庭にもっと目を向けてと言いたくない。 けど、母親としての私はそれを望んでる。 女性としての私、母親としての私……もう、葛藤するのに疲れてしまったの。』とね。」
まだお祖母ちゃんが生きていた頃『どうしてお祖父ちゃんと離れちゃったの?』と聞いた事がある。
するとお祖母ちゃんは微笑んで『愛していたからよ。』と答えた。
意味が分からなくて深く突っ込むも笑ってはぐらかされた様な記憶がある。
「私はどうしようもない仕事人間でね……そんな私に菊代は何一つ文句を言わなかった。 だが里美が生まれて数年経った頃、菊代が会社に訪ねてきたんだ。 離婚届を持ってね。」
「お祖母ちゃんから別れ切り出したの!?」
「あぁ、そうだ。 私も驚いた。 仕事にかまけてろくに家に帰らず、久しぶりに顔を合わせたと思ったら離婚届を突き付けられたんだ。 それも後は私が記入して役所に提出すればいいようになっていた。」
お祖母ちゃんの感じからして別れようって言ったのってお祖父ちゃんなのかと思ってた。
お祖父ちゃんの事大好きなのに何で別れちゃったの?
「結婚して家の事は全て菊代に任せていたから、鬱憤が溜まって機嫌を損ねているだけなのかと思っていたがそうではなかった。」
「お祖母ちゃんから何て言われたの?」
「『嫌いになりたくないから別れて下さい。』と言われたよ。 意味が分からなくてね、『そんな理由では納得できない。』と私も答えた。 すると菊代は困った顔でこう言ったんだ。 『貴方の仕事に一生懸命な姿勢が好き。 だから仕事をセーブして家庭にもっと目を向けてと言いたくない。 けど、母親としての私はそれを望んでる。 女性としての私、母親としての私……もう、葛藤するのに疲れてしまったの。』とね。」


