お嬢様はじめました。

「は!? もしかして葵!?」

「空!?」



雑誌よりギャル男!


知ってる空と違い過ぎてビックリ。


本当ビックリ……。



「お前変わんねーな!」

「空変わりすぎ!! 誰!?って感じなんだけど!」

「あら? 今日は帰って来ないんじゃなかったの?」

「予定変わった。 飯食ってまた出ることなった〜」

「あらあら。 じゃあ今日の食卓は賑やかね」



ミーちゃんママのおっとり加減に癒される。


私のお母さんはキビキビした人だった。


今思えばどことなくお祖父ちゃんとお母さんは似てると思う。


そんな事をお母さんに言えば怒られるだろうな。



「どーよ?」



隣にドカッと座った空にドヤ顔された。


どーよって……何が?



「ギャルだね」

「ちげーよ! そうじゃなくて__」

「『俺カッコ良くなっただろぉ?』って空は言いたいんでしょ?」



ニタァっと笑うミーちゃんに、空は「お前は黙ってろよ!」と顔を赤くして言った。


2人のやり取り懐かしい。



「うん、カッコ良くなったと思う」

「なっ__お前もちょっとは女っぽくなったんじゃん?」

「ぶっ!!」

「何だよ!?」

「あははっ! そういうとこ変わってないね」



恥ずかしそうに人の事褒めるとこ変わってない。


見た目は変わっても中身は私の知る空のままだ。