お嬢様はじめました。

ミーちゃんに頭をポンポンと撫でられ涙が止まらなくなってしまった。


変わってない。


面倒見が良くて一緒に居るだけで安心させてくれるミーちゃん。



「連絡先交換しよ!」

「うんっ!!」



連絡先を交換し終わった時には涙は止まっていた。



「今日は誰の見学で来たの?」



やばっ!


ついミーちゃんと話し込んじゃって玲の事忘れてた!!



「れ__」

「葵!」

「玲!!」



少し息を切らした玲が私の目の前でしゃがみ込んだ。


手を握られドキッとする。



「探した」

「ご、ごめん! ってか電話してくれれば良かったのに!! あ、いや、私もメールくらいしてれば良かったよね! 本当ごめん!!」



早口になる私に対して玲はぽかんとした表情を浮かべた。


けど直ぐに笑い出した。



「そっか、電話…その手があった。 葵がいないと思ったらなんか余裕なくて、そんな頭なかった」



ギャ!


そんなセリフをサラッと!!


顔が熱い。