お嬢様はじめました。

喉渇いたな。


それにトイレにも行きたい。


部屋を出てトイレに向かった。


初めて来たところだから何処に何があるのか分からない。


案内を見ながら歩いた。


迷子みたい。


無事にトイレを済ませて自販機でお茶を買った。


すぐ戻る気にはなれなくて、近くの椅子に座って一息ついた。


近付いたかと思えば離れてく。


フラッシュを浴びる玲は私の知らない人だった。


そんな一面を知れて嬉しくも思いつつ、切なくも思う。


でも人の事言えない。


私だって玲に隠してる事がある。


私の事もちゃんと話した方がいいのかな……。


聞いたからって玲は今まで通りでいてくれる気がする。


何より玲に隠し事をしたままでいたくない。


_ガチャンっ!


うお!?


ボーッと考え込んでたら自販機から大きな音がしてビックリした。


飲み物を取り出そうとしてる女の人はスタイルが良くて顔が小さくて綺麗だ。


モデルさん?


あれ?


この人……。



「あ、あの……」



私の声に振り向いた女の人は真正面から見ても綺麗だった。