お嬢様はじめました。

確かにお腹すいたとは言ったけど…。


またもや場違いなところに来てしまった。



「どうした?」

「…どうもしない」



見るからに高級そうなレストラン。


メニューを見てもサッパリ分からん。



「何が食べたい?」

「ま、任せる」

「結構お腹すいてる?」

「いや、そんなには…」

「オッケー」



めちゃくちゃお腹すいてたけど、ここについて一気に食欲が失せた。


玲はサラッとメニューを見ると、お店の人を呼んだ。


躊躇うことなく次々と頼んでいく。



「飲み物はお茶でいい?」

「え?」

「ワインが良かった?」

「なっ__ 未成年だから! お茶に決まってる!!」

「ははっ、意外と真面目だね。 じゃあお茶2つで」



店員さんは「畏まりました」と言うとスマートに下がっていった。


ここまで丁寧に対応されると緊張する。



「慣れてるね」

「そう?」



涼しい顔しちゃって。


本当、慣れてる。



「良かったの?」

「何が?」

「友達と一緒だったから……」



あと周りにいた女の子たちも…。