お嬢様はじめました。

手を引かれ腰を抱かれた。



「ちょっ__玲!? な、何!?」



近い!


近いよ!!



「踊ろう」

「へ!? 私と!? な、何で!?」

「踊りたいから。 イヤ?」



イヤなわけない!


そういう事じゃないんだけど……自信がない。



「ちゃんと踊れるか分かんないし……」

「うん、分かってるから大丈夫」



へ?



「ちょっと、いくら私でもそれは傷付くんですけど」

「その顔、怒った?」

「怒ってない」



ちょっとショック受けてるだけ。


さっき玲の周りにいた女の子達はみんなちゃんと踊れるんだろうな…。



「俺がリードするから大丈夫」

「でも__」

「葵はいつも通りでいてくれればいい。 ね?」



玲にそう言われたんじゃ頷くしかなかった。


密着する体に手から直に伝わる玲の体温。


あったかい。


でも多分、ううん、絶対私の方があったかい。


だって顔どころか全身熱い。