「私…わからないの」 私は蓮斗と放課後、近くのカフェに来ていた。 静かに珈琲を飲む蓮斗の食器がぶつかり合って音が鳴った。 「いいよ、ゆっくりで」 「え?」 「沙乃の気持ちがちゃんとしてから、それからで俺はいいよ」 「…本当…に…?」 「…なんてな」 「えっ!?」 冗談っぽく笑い、蓮斗は私の頬に手を置いた。 そしてそっと隣に座って言った。 「待つわけねーだろ、馬鹿。またお前がどっかいかねーように見張っててやる」 「え、ちょっ!…んっ……」 そして蓮斗は私に深くくちづけをした。