「堺道くん?」
「ん?どうかした〜?」
さっきの暗い顔から優しい笑顔をあたしに向けてきた。
なにか隠してる?
聞いてもいいのかな?
「さっき……」
「あっ…ごめん…それは花火大会の日に教えてあげるね〜」
笑ってる………
たいしたことじゃないのかな?
でも……
なんで今、教えてくれないの?
「有希〜?」
「ふぇ?」
「もぉー…なにボーッとしてるの!!」
「ごめんね……」
気になってしょうがないんだもん…
笑った顔も………
作ってる気がしたの…
いいことならいいんだけど…
悪いことだったら…
「なぁ、もう7時になるから解散しない?」
「もう7時!!??
やばぁ〜あたし帰るね!」
急いで李恋が帰っていった。
流れで相羽くんと堺道くんも帰っていった。
「ねぇ……愁斗」
「ん?どうかしたのか?」
心配そう……
あたしのことじゃないんだけど…
「堺道くんって…何かあるの?」
ごめんね……
なんか心配なの…
あんな暗い顔見たら…何かあるんじゃないかって思っちゃうの……
「翼???………なんで??」
疑いの目で見られてる(汗)
好きとかじゃないよ…?
「好きとかじゃないよ?
友達として心配なの…すごく暗い顔してたの…だから―……」
「そっか……」
愁斗はあたしの頭に手を置いた。
「有希は優しいな…ごめんね…俺わかんない…」
そっか………
本当に花火大会まで待たなきゃダメかぁ……
気になる……
早く明後日に……

