「有希ちゃん♪」

「えっ……?
ごめんなさい…誰ですか?」



有希が知らないのはあたりまえなのに…



「えぇぇ〜……
俺らのこと知らないの?」

「ショック!」



うざッッ!!!!

早く助けてやんなきゃ!



「ごめんなさい…」


「有希ちゃんって、
どんな顔でも可愛いよね♪」


「そっ…そんなことないです///」


「照れた顔とかやばい〜♪」




そう言って怖がってる有希の肩を触ろうとした…



「おい…」



今までにないくらいの低い声で声をかけた。



「わぉッッッ!?

これはこれは愁斗くんじゃないですかぁ〜(笑)」




なんか………
超馬鹿にされてる感じがしてイラつくんですけど…



「有希は気分が悪いみたいだからこれから保健室につれてくからどっか行ってくんない?」




まじでムカつく!



「あらら〜……

そんな顔したらせっかくのかっこいい顔が台無しだよ?(笑)」

「そうそう、
爽やか王子様なのに♪」




……………。



爽やか王子様……?




はぁ−……。

意味わかんねぇー


勝手に決めんなよ……。