あっ…………。 「愁斗ッ!!おめでとう!」 ニッコリ笑う有希が居た。 ホントは笑えないくせに… 自分はどうなのか心配なくせに… 「ありがとう…」 「じゃあ…行ってきます!」 俺は頷いた。 不安そうな背中を俺には向けて中に入って行った。 有希……。 ぜってぇー…大丈夫だよ。 超祈ってるからな…。 なんだか…静かだな… …………もしかして…? いや…有希だから…大丈夫だ。 −ガラッ− 有希が出て来た… ……ん? 暗い…………。 「有……希……?」