愁斗…………


ごめんなさい…。



でも出てくるんだもん…
抑えたくても今は無理だよ…





「泣きすぎだよ…」





優しい笑顔……

幼い子を慰める笑顔…


やっぱりあたしはまだ子供だね。




「泣くなよ…
家からは居なくなるけど…
いつだって会おうと思えば会えるんだからさ!」



「うん……そうだよね。」



ごめんなさい…。



ちゃんと受けとめなきゃってわかってるのに…



「あたし部屋に行くね…」

「あっ……うん…。」




淋しそうな顔の愁斗をリビングに置いてあたしは自分の部屋に行った。




−ガチャッ−





「…………グスッ…。」



涙しか出てこないよぉ…


もう………
隣から愁斗が居なくなっちゃう…


考えるだけで…

胸が痛いよ―……