憧れだけでいいわけない…
やっぱり…俺は―……



「愁斗…今は他人としての憧れかもしれないけど…」

かもしれないけど?



「しれないけど……
一緒に住むとこんな父親になりたいって思う憧れの気持ちも出てくる気がするなぁ…」



父親としての……

憧れの気持ち?


「でて…くるかな?」


今の俺に出てくるかな?


「だって…恭弥のいろんなところに憧れてるんでしょ?

それなら…出てくるよ…。」


そう言ってあの笑顔を向けた。


優しい苦笑い………。


表情と言葉が合ってないし…


言葉は…
俺の気持ちを1番に考えておしてくれてる…
好きな方にして言いと言ってくれてる…


表情は…
辛そうな顔しながら目に涙をためてる…
本当は行かないでほしいって訴えてくれてる気がする…



こんなに大事に想われてんだな…

俺って幸せ者じゃん…////



こんなに大事にされてるなら―…