「けっきょく……

偽ってたわけ?

俺の本当の父親は恭弥さんなわけ?」






「愁斗……落ち着いてッ―…」




「ふざけんなッッ!!!!!

あれだけ父親母親ぶってたくせに血なんて繋がってないんだろッッ!!!!???」



ムカつく………


ずっと………



家族ぶりやがって―……




「愁斗!落ち着いて!」


「なんだよ!他人のくせに!」











−バキッ−





「愁斗ッ!!!」








すごく痛くて……


鈍い音と母さんの声が響いた―…







最初なにが起きたのかわからない自分がいた…。







殴られた―………?





やべ―………痛い……



初めて殴られた―……。






痛い頬をさすってる俺を父さんは怒りの目で見てた―…








「愁斗…お前と血が繋がってないのは俺だけだ…

未希は実の母親だ!

有希達とだって血は繋がってる…」













そう言った父さんの顔は―…


怒りながらも…


辛そうだった―……