「……ありがとうございます。」





「こちらこそ…ありがとう。

じゃあまた学校で…」





先輩は帰って行きました。



少しの間…

李恋はずっとお墓の前で涙を流し続けた…。









「……………そうだ。

真哉……この子はね…。」



李恋??

あたしの手を引いてお墓の前に立たせた。



えっ……どうしたの?








「あたしの大切な親友の…

済木有希だよ……。

ずっと会わせたかったんだ…」





李恋…………


涙が出てくるよぉ〜




「李恋〜………」

「よしよし…泣くなさぁ〜♪」



「だってぇ〜……」





親友って言われたの初めてだし…



嬉しいんだもん……




「真哉………

こんないい子…
なかなか居ないよね?」


李〜恋〜………


目が腫れちゃうよ〜






「有希大好きぃ〜♪」


「あたしも李恋大好きぃ〜♪」





抱き合ってからお参りしてあたし達は帰った…。









李恋………

辛い過去を抱えながらもこんなに明るく生きられるなんてすごいよ…




あたしが李恋にそう言ったら…


李恋は笑顔でこう言ったの…







「あたしにはいつでも真哉がついてるから♪」







愛の力だねッ!!!!