「……なんですか?」





先輩を見ないでただお墓を見つめる李恋……





「こんな馬鹿なあたしだけど…

……許してもらえますか?」







泣きながら頭を下げてる。











「嫌だ…………。」





…………えっ!!??


李恋?









「嘘です……

ホントは許せません…


でも―………
ちゃんと話してくれました…。

だから…許します。」





李恋………らしいね。






「ごめんね………

本当にありがとう…

あたしは戻ります。」







あたし達に背を向けて帰ろうとした時……








「綾乃さん……」



「………………えっ???」



李恋?
どうしたの…?





「どうして真哉のお墓に居たんですか…???」








「ここに来れば……会えると思ったから…」





「なんで学校じゃダメだったんですか…?」






そうだよね????









「学校より…
ここの方がよかったのよ…

真哉くんが近くにいるから…」







そっか…………

ここで話せば…李恋は1人じゃないもんね…。