「ボーッとしてると有希はドジだから電柱とかにぶつかるかもよ〜(笑)」


うゎ〜………

ひどいよぉ…


「そんなドジじゃないですぅ〜」

「ドジだよ♪」


馬鹿にしてるしぃ〜!!


「もぉーッッ!!!!」

「怒るなよ〜」


そう言ってあたしの頭を撫でた。


あたし怒ってるのに…

そんなことされたら怒れないじゃんかぁ……



「手…繋ごう?」

「うん…////」


愁斗と手を繋ぐと落ち着く…。


大きくて温かくて…

優しい手………



いつまで繋いでいられるのかな…



そんなことを考えてるといつの間にか家の前だった。


「家入らないの?」

「えっ……入る♪」



−ガチャ−


家に入ってすぐに部屋に行った。