side girl.





「ヒカリ、やっぱ私もうダメだ…」





朝、学校に来てヒカリにそう告げた。



きっと私が待っているから戸田くんがなかなか帰らないことも一緒に。





「後悔しないの?ここで諦めちゃって」



ヒカリはそう真剣な顔で私に聞いた。



真っ直ぐな目で私を見つめて、睨むようなそんな顔でみる。




「理由も何も聞いてないのに、スゥのことを避けてるっていえるの?」




それはたしかにそうだ。



でも、そうとしか思えない。


そうじゃなかったらいったいなんだっていうの?




「でも…」




「たしかに戸田くんはスゥが帰るまで待っているのかもしれない。
でもそれにはちゃんとした理由があるかもしれないんだよ?」




理由…?




私には、ただ私を避けてるようにしか思えない。



理由があるなんてそんなのわからないじゃん…




「今日が最後だと思って待ってみようよ。今日は私も一緒に待ってあげるから」